【第1回】夢は役者!テレビに出たい!舞台に立ちたい!でも一向に夢に近づけない…泥沼にはまった僕を救ってくれたある分析手法
はじめまして、カズタカです。
このタイトルを見てこのページを訪れてくれたあなた。
少なからず演劇に興味を持っていますよね。そして悩んでいますよね。
「先が見えない」
「同じ所をぐるぐる回っているような気がする」
「家族から理解してもらえなくて苦しい」
そう感じていませんか?
このブログではそんなあなたにやってほしいある作業を教えます。
最後まで読めば、あなたは必ず今まで気づかなかった視点を発見できます。
そして目指すべき進路の手がかりを得ることができるでしょう。しかも、定量的に。
僕自身も演劇にとりつかれていました。
きっかけは子供のときに見た大河ドラマ。ある歴史上の人物の役をつかみ、名のある役者さんたちと共演する。そんな妄想ばかりしていました。
妄想ばかりしていると、それは自然と行動につながります。
高校から演劇部に入部、大学では学生劇団に入団。
特に大学時代は、演技の難しさ、奥の深さに直面。稽古場では、他の出演者とその場の空気をどう作り上げていくか、追求する日々。ますます演劇のとりこになりました。
でも、後ろ髪をひかれつつ、大学4年以降、一旦演劇から離れました。
研究室に配属され、大学院の2年まで実験の毎日。
その後は技術者として大手の製造メーカーに就職。キッチン用品を扱う部門に配属され、主にその評価を任されていました。
初めの頃はお給料で貯金通帳の残高が増えることに喜びを覚えていました。
しかし、上司からの要求は日に日に厳しいものになっていきました。そもそも商品に愛着がないので、業務は自分にとって苦痛なものでした。
いつしか心のどこかに上司や会社に対する憎しみの心が芽生えるように。それが上司に伝わり、さらに仕事がやり辛くなるという悪循環。
「嫌いな仕事に対して、積極的に取り組めるわけがないじゃないか!こんなに自分が苦しむのはそもそもこの仕事が好きではないからだ。好きな仕事だったら、どんな苦痛にだって耐えられるはず」
苦しみの中、頭をよぎるのは演劇に取り組んでいた時の高揚感。
入社してちょうど3年が経過したときに、会社を辞めました。
そして心に引っかかっている演劇とどのように向き合うべきか、模索を始めました。
しかし、いろいろ調べてみても演劇にははっきりとした「道」がないのです。
まずはいくつか俳優養成所の面接に行きました。
合格はするのですが、提示される授業料は高額。かといって、卒業生は無名の人ばかり。
結局どこも信用できず、入所には至りませんでした。
映画や演劇のワークショップを受けたりもしました。地元名古屋を飛び出して、思い切って東京の本格的なものを。
参加して良い気付きは得られるのですが、終わればそれで終わり。
役のオーディションを受けたことも。全て落ちました。
夢は大河ドラマ出演、でも現実は何の進展もないまま時間だけが過ぎていく…
当時の僕と同様、夢のことで頭が熱くなっているあなた。
だまされたと思って、次に示す作業をやってみてください。自分自身の本当の希望を把握するために。
至ってシンプルなものです。紙と鉛筆を用意してください。
用意は出来ましたか?行きますよ。
①まずは自分にとって考えられるだけ選択肢を書き出してください。
その一つは当然「役者」ですよね。でも他にも挙げてください。
僕の場合は絵を描くことも好きだったので「イラストレーター」、
文章を書くのも好きなので「ライター」という選択肢も加えました。
他にも人不足と言われている「介護職」とか。
あえて絶対あり得ないと思う「研究職」も加えました。
②次にその選択肢を評価するための項目を複数作ってください。
例えば、「やりたいか」「適性はあるか」など。
加えて、自分以外の因子を含めることを強くお勧めします。
例えば、「需要はあるか」「競争率は高いか」など。
③最後に各選択肢について、②で挙げた評価項目の点数をつけてみてください。
基本は5点満点で。
でも自分が特に重要だと思う項目についてはその点数を増やしてください。
僕にとっては「やりたいか」は特に重要なので、その点数を2倍にしました。
「こんなもの数値化なんてできるわけがないだろう!そもそも設ける評価項目によっても結果は変わるし」
そう思ったあなた。叔父からこの方法を聞いたとき、僕も同じことを思いました。
まずはとりあえずやってみた僕の結果をご覧ください。当時のメモそのままを掲載します。
ちょっと読みにくいので、まとめるとこんな感じです。
意外にも熱望していたはずの「役者」が最下位になってしまったんです!
もちろん「やりたいか」の点数を10倍にすれば結果は変わりますが。
逆に言えば、演劇に対する情熱次第で、たちまち破綻するということ。
数値化したことで改めてそれを実感できました。
あなたの結果はどうでしたか?
「どの基準でも『役者』は満点!『役者』が一位!」という方。
少し時間をおいてから、評価項目を変えて、もう一度評価してみましょう。これを何回か繰り返しましょう。
何度でも「役者」が一位なら…あなたにとって役者は天職なのでしょう。ためらうことなく演劇を続けていってください!
さて、僕と同じく「役者」の点数が低かったあなた。
いったいなぜ?!やりたい職業のはずなのに、このギャップは?!
是非次のブログも読んでください。演劇の特徴を掘り下げながら、一緒に考えていきましょう。